こんにちは、Scheeme MAG 編集部です。
美容室の開業を目指している人は多いと思いますが、実際に何から始めたら良いか分からないと思います。
この記事では美容室だけに特化して、開業準備から実際に店を開店させるまでの流れを解説。
開業に関しての記事は無数にありますが、美容室開業に特化した記事は、なかなか無いでしょう。
これから美容室を開業する人は必見です。
・出店に必要な準備
・出店の準備ができてから
・出店の1ヶ月前にやること
まずは事業計画書を立てる
事業計画書は、開業する上で必須の重要書類になります。
事業計画の内容や出来具合によって、資金調達ができるかどうか決まると言っても過言ではありません。もし資金調達ができなければ開業すらできないので、事業計画書は非常に重要だと言えます。
では、事業計画書について解説していきます。
②資金計画を立てる
③コンセプトを決める
④開業までのスケジュールを決める
①事業計画書の作成
まずは事業計画書の準備をしましょう。
いきなり書き始めても、絶対に良い計画書にはなりません。最初に会社の経営が上手くいく方法をいくつか考えて、現実的なものを書きましょう。
よくある悪い例として、良いイメージだけを想像して現実的に難しい事業計画書が出来上がってしまうことがあります。良いイメージを持つことは大切ですが、現実的に難しいものに対して融資は行えません。
美容室経営に関しての現実は、こちらをご覧ください。経営の失敗例から、成功に必要なことも解説しています。
事業計画書の書き方は、こちらをご覧ください。この記事を読めば、事業計画書の書き方には困りません。
②資金計画を立てる
事業を始めるには、資金が必要です。
必要なのは開業資金だけではありません。
軌道に乗るまでの運転資金も必要です。運転資金を見誤れば、店を閉店させないといけない可能性も出てきます。
しっかりと資金計画を立てて、会社が軌道に乗るまで店を維持できるようにしましょう。
資金調達するために、助成金などをまとめた記事はこちらです。
コンセプトを決める
会社のコンセプトは、経営を行う上で重要な役割を果たします。
コンセプトに合わせた接客や内装。ホームページのデザインや広告のデザイン。
コンセプトを軸にして会社の雰囲気やイメージが決まるので、会社が目指すべき場所を明確にして決めましょう。
開業までのスケジュールを決める
資金が調達できてコンセプトも決まったら、後は開業に向けて走るのみです。
その段階まで来たら、開業までのスケジュールを決めましょう。
開業までのスケジュールを決めるには、何を準備する必要があるか知っておかないといけないので、次で解説します。
出店の準備を行う
それでは、出店に必要な準備を解説していきます。
②内外装施工業者の選定
③実際に使う備品の検討
①出店する物件を探す
まずは、出店するために必要な物件を探しましょう。
物件は一度決めたら、変えることができません。店の売り上げにも大きく影響するので、慎重に選んでください。
美容室開業する方向けに、物件を選ぶ際のポイントをまとめた記事をこちらに書きました。
②内外塗装工業者を決める
物件を選んだら、塗装工業者を決めましょう。
外から見た店の雰囲気も、店の中の雰囲気もココで決まります。店のイメージを作るのは塗装工業者なので、しっかり選定してください。
可能であれば、美容室の実績がある塗装工業者が良いです。
③実際に使う備品を検討する
物件や店内のデザインが決まったら、実際に使う備品を検討しましょう。
店の広さを考慮して、スッキリとした清潔な印象を与えられる備品の量にしてください。使われていない備品が多すぎても整理できてない印象を与えますし、少なすぎると質素で寂しい印象になります。
顧客が不快にならない空間になるように、備品の量と配置を心がけましょう。
美容室で必要な備品に関しては、こちらにまとめています。
出店の目処が立ったら
出店の準備が終わって、開店までの目処が立ったら、必要な手続きを行いましょう。
②融資を申し込む
③美容室のメニューを決める
④スタッフを募集する
①開業届を申請する
出店ができるまでの準備ができたら、開業届を提出しましょう。
手続きは面倒ですが、これをしないと事業を始めることができません。
絶対に必要な手続きですので、忘れずに行ってください。
ここで注意点ですが、美容室を出店するなら『資格』と『保健所での手続き』が必要です。
資格については、こちらで解説しておきます。
保健所の手続きについては、こちらで解説しておきます。
②融資を申し込む
融資を受けて、資金を増やしておきましょう。
運転資金が足りないで、開店してすぐに店を閉める企業も少なくありません。
融資は金利が低く、多くの企業が利用しています。資金はどれだけあっても損はしないので、ぜひ申請しましょう。
③美容室のメニューを決める
美容室で顧客に提供するメニューを決めましょう。
ここで重要なのは、メニューの数ではありません。誰も必要としていないメニューを作ると、材料費の原価が無駄になります。
例えば、カラーでも痛みを和らげるカラー材を利用するなど。
メニューは、顧客目線に立って考えましょう。
④スタッフを募集する
開店する前に、スタッフを確保しておきましょう。
スタッフが足りなくて、顧客が帰ってしまうのは最悪です。逆にスタッフを雇いすぎて、無駄な人件費が出るのもよくありません。
必要なスタッフの人員ですが、店の立地と広さから考えましょう。
立地が良くて店が広いなら、ある程度のスタッフの人数は必要でしょう。
立地が良くなかったり、店が狭いなら、スタッフの数は抑えて良いと思います。
出店1ヶ月前に行うこと
さぁ、出店の1ヶ月前になったら、後は店を回すために準備をするだけ。
1ヶ月前にやるべきことをまとめておくので、ご覧ください。
②材料の仕入れ
③会計事務所の選定
①宣伝やHP作成を行う
美容室を出店しても、道を通った人以外は、誰もあなたの美容室を知ることができません。
人に認知されるには、広告を使った宣伝やHPなどを使う必要があります。
宣伝費を抑えてしまうと、集客の幅が広がりません。それが原因で失敗してる会社も多いのは事実です。
出店の1ヶ月前になったら、認知を広げるための施策を行って下さい。
②化粧品やカラー材などを仕入れる
化粧品やカラー材は、できるだけ早く仕入れておきましょう。
1ヶ月前だと早いと思うかもしれませんが、余裕を見ておくべきです。もしギリギリで注文して配送が遅れたら、出店日がズレることになります。
商品が届いても、不良品の可能性だって0ではありません。
お客さんに出せる商品を、余裕を持って仕入れておくことが大切です。
③会計事務所を決める
開店ができる状態になったら、会計事務所を決めましょう。
会計事務所と契約すると、税金周りの対策や面倒な手続きが不必要になります。
節税などお金周りは、プロに任せるのがオススメです。
経営を成功させるために
経営を成功させるためには必要なことを最後にまとめておきます。
この記事の途中で紹介した内容も含まれますが、大切なことなのでご覧ください。
②固定費を増やさない
③メニューをシンプルに
①広告宣伝を怠らない
広告宣伝には、できるだけお金を使いましょう。人に認知されないと、来店される可能性は0です。
ただ、無闇にお金を使っても費用対効果が合いません。適切な場所に広告を載せることで、広告単価に対しての来客数が良くなります。
お金をかけて広告を回すのも大切ですが、SNSなどでの宣伝も重要です。
無料でも有料でも、できることはたくさんあります。ぜひ上手く媒体を利用して、集客に生かしてください。
②固定費はなるべく増やさない
固定費は、経営において重くのし掛かる負債です。
できるだけ低く抑えるのが良いですが、抑えすぎて売上が落ちる可能性もあります。
・人件費を抑えるためにスタッフを減らして、顧客が離脱する
・家賃は安いが、立地が悪くてお客さんが来ない
固定費は無駄なところから省いて、売上に直結する部分は使って問題ないです。
③メニューをシンプルにする
メニューは、シンプルにして顧客が困らないようにしましょう。
珍しいメニューを作っても、顧客が使わないなら意味がありません。
値段やセットなどが複雑なのも、顧客が離れていく原因になります。
シンプルで分かりやすいサービスや価格にしましょう。
まとめ:美容室を開業するまでの流れ
最後に美容室を開業するまでの流れをまとめておきます。
②内外装施工業者の選定
③実際に使う備品の検討
出店の準備は、これから店を作り上げていく土台になります。
一度決めてから変更するのは難しい部分なので、慎重になって決断してください。
②融資を申し込む
③美容室のメニューを決める
④スタッフを募集する
これから店を運営していく上で、絶対にやっておくべきことになります。
手続きが面倒だとは思いますが、融資などは運営に関わるので時間をかけて書類を作成しましょう。
②材料の仕入れ
③会計事務所の選定
開業してからスムーズに店を運営するために大切です。
目の前の出店に向けて、準備をしていきましょう。
②固定費を増やさない
③メニューをシンプルに
経営を成功させるには、お金だけに目を向けてもいけません。
しっかりと顧客目線になって、
・どうやったらリピートしてくれるのか?
を考えることが大切です。
経営が成功する目の前には、顧客がいると意識してください。