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美容室開業時に必要な備品は?初期費用を抑える方法を紹介

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美容室開業時に必要な備品は?初期費用を抑える方法を紹介 |スキーム マグ
美容室開業時に必要な備品は?初期費用を抑える方法を紹介 | 美容室開業時に必要な備品類一覧と、美容室開業時にオススメの備品の選び方、安く買う方法などについて解説します。開業時に必要な出費を抑えたい方はこの記事を参考にしてください。また、スキームマグでは、事業計画書のテンプレートや書き方など創業/独立/融資に役立つ情報を発信しています!これから事業計画書を作るという方は是非参考にしてみてください!
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美容室の開業には店舗だけでなく、シャンプー台や鏡など様々な備品や設備がが必要となります。

美容室開業における備品は美容師としてサロンワークで使用するものだけでなく、事務作業(デスクワーク)やレジ業務やインテリア用品など、思っているよりもたくさんの備品を購入する必要があり、大きな費用がかかってきます。

今回は、美容室開業時に必要な備品類一覧と、美容室開業時にオススメの備品の選び方、安く買う方法などについて解説します。

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▽美容室開業に必要な備品一覧

美容室開業の設備資金で、まず購入を考えるのが下記の備品リストになります。美容師としてあなたがこれから顧客に施術をしていく上で大事な【道具】になります。

これまで美容師としてカット用のハサミが最も重要な道具となっていたかと思いますが、これからは美容室のオーナーとして自分自身だけではなく、スタッフのことも考え最高の施術ができる道具を購入することが良いでしょう。

いい道具によりスタッフのモチベーションが上がることで、売上にも繋がりますし、腰を痛めやすい美容師の福利厚生の面もしっかりと考えてあげましょう!

【チェア・シャンプー台などの大型美容器具】

・カット椅子
・セット椅子
・シャンプー台
・デジタルパーマ用機器
・ボイラー
・ワゴン
・ローラーボール(加温器)
・縮毛矯正アイロン
・ドライヤー
・ヘアアイロン/コテ
・お客様用ドリンクなどを入れる冷蔵庫
・オーディオ
・レジ
・パソコン
・電話

【パーマ・カラー用品】

・コーム類
・ヘアダイカップ
・パーマ剤容器
・はけ
・ダッカール
・スプレイヤー
・パーマロッド
・スティック
・ロッドアウト容器
・タイマー
・計り

【美容師用消耗品類】

・イヤーキャップ
・ペーパー
・パーマゴム
・タオル
・アルミホイル
・コットン
・保護クリーム
・各種薬剤
・シャンプー/トリートメント
・ゴム手袋

【その他消耗品類】

・ティッシュ
・トイレットペーパー
・電球
・石鹸/ハンドソープ
・雑誌類
・事務用品

【インテリア・小物】

・ミラー
・ハンガーラック
・ハンガー
・観葉植物
・ゴミ箱
・ほうき/ちりとり
・傘立て
・ソープボトル
・ティッシュカバー
・照明
・カーテン
・出入り口用マット
・マガジンラック
・ブランケット
・待合室用チェア/テーブル

 

カットに使うハサミは、美容師が各自で購入することが多いので記載していません。

このように、大まかに見てもたくさんの備品が必要です。

美容室の開業時に全てを一気に買い揃えるより、必要な備品は先に買っておき、他の備品や設備は少しづつ増やしていく方が無駄がなく、開業資金を使いすぎてしまうことにも繋がりにくくなります。

特にインテリアや小物類などは、急いで購入する必要のない備品ですので、焦らずに揃えていきましょう。インテリアは美容室のイメージやブランドに非常に密接に関係しますので全体のバランスを考えてみましょう!

細かい備品などは、金額を最優先にしてニトリやコストコ・ダイソーなどで揃えることが一般的です。

購入するものをリスト化しよう!

美容室の開業を決めた際には、まず購入する前にあらかじめ、購入したい備品をジャンルに分けてわかりやすくリスト化しておきましょう。

購入する備品リストを作っておくことによって、計画的に購入することができ、買い忘れや買いすぎ防止にもなります。

また、購入する数、購入したい時期や金額も明確に記載しておくと、なお良いです。

後から見直してもわかりやすいようにまとめておくと、備品にかかった費用が明確にわかり、今後の資金運用にも役立ちますし、会計処理の際にもあとでわからなくなったといったことを回避できます。

▽美容室開業時の備品の選び方

美容室開業時の備品を購入する際に意識したいのが、「お客様へのサービス」です。

美容室に訪れるお客さんは、「美容室に行って綺麗になる。」という特別な意識を持って来店します。

美容室の備品が普段は使用できないような特別感のあるものであれば、使用したお客さんの満足度も上がり、また来店したいと思わせることができるでしょう。

カットやカラーの時だけなく、待ち時間やトイレでも特別な空間を提供できることが一番の理想です。

費用の節約も大切ですが、備品は安価なものばかりで揃えるよりも、少し良いものを選んでおくことをおすすめします。

初期費用が高くかかってしまっても、細やかな気遣いには顧客が集まり、後々お店に返ってくることになります。リピートを増やし満足度を上げるためにも、接客だけに力を入れるのではなく、お客様をもてなすという意識をもって備品選びをしましょう。

▽美容室開業時に必要な備品費用の相場感は?

15坪前後の規模の美容室での備品にかかる費用は什器などを含めると、安くても200万円から400万円ほど。

カラー剤や消耗品などだけであれば、50万円前後と言われています。

10坪ほどのミニマムな美容室であれば、高額な備品であるシャンプー台やチェアの数が少なくなるので、費用も大幅に減少します。

▽シャンプー台などを安く買う方法は?

では、シャンプー台などの備品を安く買う方法をご紹介します。

通販サイト

大手通販サイトのamazonや楽天市場から購入すると、低価格で販売している掘り出し物が見つかる場合があります。たくさんの業者が大手通販サイトに登録しているので、商品価格の比較もできます。

他に、美容専門通販サイトからの購入もオススメです。美容室開業に必要な備品や器具が全て揃っているので、一回の購入で完了するメリットがあります。

美容専門通販サイトなので、基本的に業務用となり低価格で販売されていることが多いです。

購入する際の注意点として、出品者の中には在庫を持たずに、注文が入ってからメーカーから取り寄せる場合があるため、入荷までに1ヶ月以上待たなければならないこともあります。

購入する場合は、予め問い合わせしておくことがおすすめです。

美容専門通販サイト

 

大手通販サイト

アウトレット(中古品)

新品の大型の器具は高額で、費用を抑えたいならアウトレット用品や、リサイクル業者から中古品を購入するのがおすすめです。

また、廃業した美容室の差し押さえになってしまった備品を購入することも可能です。
ですが、この場合は説明書や保証書がない場合もあるので、それなりのリスクを覚悟して購入することになります。

コストとリスクを照らし合わせながら、最善の判断が必要です。

美容アウトレットサイト

リース

高額な、シャンプー台やカット椅子・セット椅子などの大型器具は最初のコストを抑えるために、リースで導入するのも良いでしょう。

リースの見積もりには弊社の起業サービス、『起業クラウド Scheeme』の使用がおすすめです。

国の補助金や助成金の活用

出費を最低限に抑えたくても、クオリティを下げない為にはある程度の出費は避けられません。

資金を節約して開業を希望される方は国や自治体の補助金や助成金の利用も検討しましょう。

これらは返還不要でもらえるものなので、資金繰りの改善に役立ちます。

>>美容室の開業は自己資金ゼロでも可能?融資を含む低リスクで資金調達できる方法も紹介

まとめ|美容室開業時に備品を一番安く買う方法

美容室を開業する際には内装工事などだけではなく、備品の購入にも高額な金額がかかります。

無駄な出費を抑えるためにも、リストを作成するなどして計画的な備品購入が大切です。
一気に購入するよりも、少しづつ揃えていく方が失敗も少ないので。焦ることないようにしましょう。

リースを賢く利用して、初期コストを抑えたり、レンタルサービスに頼れば、細かなメンテナンスなどに気をとられることもなく、時間が有効に活用できるのでおすすめです。

 

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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