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居酒屋の経営に必要な資格と届出をまとめて紹介【役立つ資格あり】

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こんにちは、Scheeme MAG編集部です。


居酒屋を経営したいけど、どんな資格や届出が必要なのか分かりません…

居酒屋を経営するなら持っておきたい資格を教えて下さい。

上記のような疑問を解決していきます。

この記事では、居酒屋の経営において必要な資格や届出を解説。それだけでなく、習得しておいた方が良い資格もまとめておくで、ぜひご覧下さい。

①居酒屋の開業に必要な資格
②居酒屋の開業に必要な届出
③居酒屋の経営に役立つ資格

居酒屋の開業に必要な2つの資格

まずは、居酒屋を営業するのであれば絶対に習得しなければいけない資格を2つ紹介します。

居酒屋の開業に必要な2つの資格
①食品衛生責任者
②食品営業許可

 

①食品衛生責任者

飲食店には、食品衛生責任者を必ず配置しておく必要があります。

講習を受講すれば1日で習得できるので、早めに取っておきましょう。

②食品営業許可

居酒屋は食べ物を扱うので、食品営業許可を貰う必要があります。

施設完成予定日の10日前には必要書類を持って保健所に提出しましょう。

居酒屋の開業に必要な4つの届出

先ほどは資格をまとめましたが、居酒屋の開業には届出も必要になります。

どの居酒屋にも絶対に必要な4つの届出をまとめておくのでご覧下さい。

居酒屋の開業に必要な4つの届出
①防火管理者選任届
②個人事業開廃業等届出書
③深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
④労災・雇用保険(従業員を雇う場合)

 

①防火管理者選任届

お店の収容人数が30人を超える場合は、防火管理者選任届を提出する必要があります。

注意点としては、お客さんの数ではなく従業員を入れての人数で30人を超えてはいけないので、座席数が28で従業員が2人なら書類を提出しなければいけません。

②個人事業開廃業等届出書

事業を始める方は、個人事業開廃業等届出書を提出する必要があります。

法人化するのであれば違う届出が必要ですが、まずは個人事業で問題ないでしょう

③深夜酒類提供飲食店営業開始届出書

深夜の12時以降にもお酒を提供するのであれば、深夜酒類提供飲食店営業開始届出書を提出しなければいけません。

お店が12時までに締まるのであれば提出する必要はないので大丈夫です。

④労災・雇用保険(従業員を雇う場合)

労災保険と雇用保険は、従業員を雇う場合に提出しなければいけません。

開業してからすぐに従業員を雇うのであれば提出する必要はありますが、最初は家族や1人で店を回す人も多いです。

居酒屋の経営に役立つ資格

今までは開業するまでに絶対に必要な資格と届出を紹介しました。

次からは、居酒屋を開業する人が持っておいた方が良い資格を紹介していきます。料理やお酒の知識が身につくものなので、ぜひご確認ください。

居酒屋の経営に役立つ資格
①調理師免許
②ワインソムリエ
③専門調理師・調理技能士
④フードコーディネーター
⑤栄養士・管理栄養士

 

①調理師免許

調理師免許は、料理についての基礎から応用までを学ぶことができます

また料理だけではなく、いろんな知識を身につけることが可能です。

調理師免許で勉強できる内容を下記にまとめておきます。

・公衆衛生学
・食品学
・栄養学
・食品衛生学
・調理理論
・食文化概論

 

②ワインソムリエ

ワインソムリエの資格を習得すれば、ワインに関する知識を幅広く身につけることができます

居酒屋でワインを出している店は少ないかもしれませんが、お酒の知識を身につくので習得する価値は充分あるでしょう。

難易度も高いため、ワインソムリエの資格は大きな権威を発揮できます。

③専門調理師・調理技能士

調理師免許の上位互換になるのが、専門調理師です。

料理に関する資格の中では最高難易度とも言われているので、これを習得していれば非常に良い印象を与えることができます

試験科目は6つあるので、下記にまとめておきます。

・日本料理専門調理師
・西洋料理専門調理師
・麺料理専門調理師
・中国料理専門調理師
・すし料理専門調理師
・給食用特殊料理専門調理師

④フードコーディネーター

フードコーディネーターは、レシピ作成から商品開発まで行える幅広い知識を得ることができます

食に関するスペシャリストとも言われている資格なので、居酒屋を経営するなら習得して損はないでしょう。

⑤栄養士・管理栄養士

栄養士の資格があれば、高齢な方などに対して健康な食事を取れるサポートをすることができます。

高齢者をターゲットにした居酒屋であれば、栄養士の資格で学べる知識が大きく役立つでしょう。

居酒屋の経営で資格以外に重要なこと

残念ながら、どれだけ難しい資格を持っていても、絶対に経営が上手くいくということはありません。

だからといって、資格を取ることが無駄とは言えないです。資格を習得するために学んだ知識は、お店に大きなメリットを生み出すでしょう。

料理の知識が身につけば、美味しいメニューを開発することができます。お酒の知識が身につけば、管理などを徹底して、より美味しい状態で提供できるようになるでしょう。

美味しいメニューやお酒が提供できれば、お客さんの満足度も上がり継続的に来店してくれるかもしれません。すると、売上を作ることができて利益を上げることができます。

資格習得で学んだ知識を使って、お店の売上を作りましょう。

居酒屋の経営で必要な資格と届出まとめ

この記事では、居酒屋の経営で必要な資格と届出だけでなく、役立つ資格を紹介しました。

最後に簡単にまとめておくので、ぜひご覧ください。

居酒屋の開業に必要な2つの資格
①食品衛生責任者
②食品営業許可

 

居酒屋は料理を提供するので、食品に関連する資格を習得しておかなければいけません。どちらの資格も難易度は高くないので、できるだけ早く習得しておきましょう。

居酒屋の開業に必要な4つの届出
①防火管理者選任届
②個人事業開廃業等届出書
③深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
④労災・雇用保険(従業員を雇う場合)

 

上記の届出は、最低限提出しなければいけません。

他にもサービスの内容によっては違う届出が必要になってくるかもしれないので、確認しておきましょう。

居酒屋の経営に役立つ資格
①調理師免許
②ワインソムリエ
③専門調理師・調理技能士
④フードコーディネーター
⑤栄養士・管理栄養士

 

居酒屋は料理とお酒がメインなので、それについて勉強できる資格を習得すれば経営に役立たせることが可能です。

ただ資格を持っていても、経営が上手くいく保証はありません。他にも経営の勉強や料理の技術を学んで、お客さんに愛される店作りをすることが大切です。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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