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起業への不安解消・お悩み解決ガイド

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起業するときは、誰もが不安に感じます。本当に成功できるのかどうかは誰にもわからないからです。その不安を払拭できず、長年起業できずにいる人もいます。悩みが解決できなければ、このままずっと起業することは難しいでしょう。記事では、起業を志す人が感じた不安や悩みをもとに、どのように解決するべきかを解説します。

心構えに対する不安

起業をするためには、正しい心構えが必要です。しかし、ふとしたきっかけで、決意は揺らいでしまうことがあります。
自分の資質に自信が持てないと、起業したくても決意が固まりません。たとえば優柔不断な性格の場合、ビジネスの決断を下すことができるのか、不安になるからです。
このようなときには発想を逆転させるとよいでしょう。優柔不断という性格は、物事をよく吟味して熟考するということと同意です。この慎重な態度は、ビジネスの現場では大切な要素に転換します。
このように、一見マイナスだと思われる資質であっても、発想を変えることでプラスに転換できるのです。自分に自信が持てれば、起業に向けて躍進できます。

脱サラをして起業をするつもりの人が、配偶者から反対されている場合、その決意は揺らいでしまうかもしれません。配偶者は、いざというときに自分を支えてくれる、いちばん大切な存在です。そのような大切な人が反対しているうちは、強引に起業などできません。
また、反対されたまま強引に起業をしても、気持ちが仕事に向かず、成功をおさめることは難しくなります。まずは、家族を説得することが必要です。

「なぜ起業を志したのか」「そのための準備をどのように行ったのか」「将来的な展望はどうか」「家庭に与える影響はどの程度か」などを、家族が納得するまで丁寧に説明してください。これらの内容を、情熱を持って話せば納得してくれるかもしれません。
逆に家族を説得することができないのであれば、ビジネスの現場でプレゼンしたり、商品を売ったりすることも出来ないでしょう。
また起業を志すと、どうしても自分ひとりで負担を背負ってしまいがちになります。自分の気持を家族に話すことで、肩の荷がおりるメリットもあるのです。

それまでの経験や身につけたスキル、築いた人脈などを頼りに起業する人は多くいます。一方、全くの未経験の職種や業界で起業しようという人もいるのです。
未経験の分野で起業する場合、不安に感じることが多いかもしれません。なぜ不安に感じるのでしょうか。それは知識がないからです。未経験ゆえに何もわからないので、不安に感じてしまいます。
この不安を解決するには、勉強することが大事です。その業界について徹底的に調べてください。アルバイトでもいいので、実際に働いて肌で実感することも大切です。
また、できればこのような勉強は、離職前におこなっておくと精神的な不安も軽減できるでしょう。

独立して起業するときは、必ず一人で行うとは限りません。有志が集まり複数で起業することもあるでしょう。このような共同経営は、後々トラブルとなることも多いと言われています。
せっかく起業しても仲間内で揉め事を起こさないためには、起業の前にルールを決めておくことが重要です。特に「リーダーは誰か」を決めておくとよいでしょう。リーダーとは、最終的な決断を下す人である一方、大きな責任を担う人のことでもあります。

事業計画に対する不安

素晴らしいアイデアが根拠となって、起業を志した人は多くいます。しかし時間が経つほど不安を感じるケースもあります。
起業にあたって、競合他社の存在は無視できません。素晴らしいアイデアをもって起業したとしても、それが良いものであるほど、真似されます。これは防ぐことはほぼ不可能だと言われているのです。たとえ特許をとったとしても、完全には守れないでしょう。
大切なことは、アイデアを生み出し続けること。常に新しいことに挑戦し続けることで、他の追随を許さないシステムが構築できます。

また、すでに競合が多く活躍している業界へ参入する場合は、差別化戦略が重要です。差別化とは、必ずしも画期的なアイデアである必要はありません。自分の強みを押し出した戦略を立てることが大事なのです。
すべての人は、自分だけの強みを持っています。「差別化できる強みなどない」という人は、自分のことがわかっていないだけです。例えば性別、出生地、趣味、経験、スキルなどが、全く同じ人は存在しません。これらの要素を掛け合わせることが、強みを生み出すコツです。
出生地とスキルを、参入する業界に掛け合わせるだけで、独自のアイデアを生み出すことができるでしょう。

「事業計画はどのように組めばいいのかわからない」と悩む人もいます。そのような場合、周囲の起業している人から、話を聞くのも一つの手段です。都合よく同じ業界で起業した人が、周囲にいればコンタクトを取ってください。
もしそのような人がいない場合は、街に繰り出してみましょう。街なかには、起業した人がたくさんいます。カフェや雑貨店、歯医者にマッサージ店などがそうです。
普段利用している店舗のなかでも、特に気に入っているお店の人に話を聞くとよいでしょう。その店舗を気に入ったことを伝えれば、きっと快く話を聞かせてくれるはずです。ただし、忙しい時期や時間は避けてください。これは最低限のマナーです。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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