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経営計画書のサンプルにオススメの記事・参考書をご紹介!

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経営計画書のサンプルにオススメの記事・参考書をご紹介! |スキーム マグ
経営計画書のサンプルやオススメの記事、参考書を知りたいですか?本記事では、経営計画書の役割から作成方法、参考資料を詳しく紹介しています。経営計画書を作成しなければならない方や参考資料をお探しの方は本記事必見です。
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ビジネスに携わるのであれば、経営計画書の作成の方法や活用の仕方は、是非覚えておきたい知識の1つです。

しかし、実際に経営計画書と言っても、どのようなものなのか、作成はどうすれば良いのか、分かる人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、経営計画書の意義や作成方法、作り方の参考になるお勧め記事などについて解説します。

経営計画書の意義や役割って?

「経営計画書の作成って必要あるの」こんな風に考えている人もいるかもしれません。

しかし経営計画書は、銀行や日本政策金融公庫に融資を申し込むなど資金調達時には不可欠なものです。

それだけではなく、経営計画書を作成して上手に活用すれば、企業の売り上げ向上に大きく貢献するものなので、これまで経営計画書を作成してこなかったという人もぜひ作成を検討してみましょう。

ちなみに、資金調達を検討する過程で「経営改善計画書」という言葉を聞くこともあるかもしれませんが、経営計画書と経営改善計画書というのはほぼ同じ意味で使われています。

ではそもそも、経営計画書というのはどのようなものなのでしょうか。

経営計画書には大きく分けて、短期的なものと長期的なものとの2種類あります。

【短期的】・・・銀行などの金融機関に状況を説明する資料
【長期的】・・・企業が事業を運営していく際の指針とする資料

 

短期的な経営計画書は、資金繰りが悪化して資金の新規調達が困難な経営状態の時に、銀行などの金融機関に状況を説明する資料として作成するものです。

特に経営改善計画書と呼ばれる時はこの資料を指すことが多いです。

一方の長期的な経営計画書は、企業が事業を運営していく際の指針として作成する、まさに「計画書」です。

長期的な経営経営計画書は、銀行向けというより、社長自らが自社のために作成するものです。

従来は5年スパンや10年スパンで作られることが大半でしたが、近年の目まぐるしく変化する経済環境を踏まえて、3年スパンで見直し・作成されることが主流となってきています。

また、経営計画書の役割ですが、短期的なものの場合は、銀行などの金融機関に対して自社の資金状況を説明した上で、どのようにこの状況を打開していくかを説明することです。

長期的なものの役割は、一言で言うと「企業をさらに発展させながら、存続させること」です。

経営計画書を作成することによって、社長自身の頭の中を整理することに繋がります。

さらにはその内容を書類にすることで、従業員などを含めた他人と、アイディアを共有しやすくもなります。組織の団結力も増すでしょう。

経営計画書で発展と存続への道筋が明確になり、実現しやすくなるのです。

経営計画書について詳しく知りたい方は、経営計画書とは?をご覧ください。

経営計画書の作成方法

では、経営計画書はどのように作成すれば良いのでしょうか。その前にはまず、優れた経営計画書がどのようなものか知ることが大切です。

優れた計画書というものは、前述したような役割を果たすものです。

つまり、金融機関を納得させるだけの説明資料となったり、企業を存続、発展させるものでなければなりません。

曖昧で抽象的な目標を立てただけのものではその役割を担うことが出来ませんので、作成にあたっては、常に具体的な数値とそのもととなる根拠を明確にすることを心がけましょう。

次にいよいよ作成のステップに入ります。

数値に基づいた自社分析

今後の発展のために自社に足りないものは何か、生き残っていくための強みは何か、自社について知りましょう。

この時も、実際の数値に基づいたしっかりした分析を行うことが大切です。

経営環境の分析・企業の目標

それが終わったら、自社を取り巻く経営環境の分析を行います。

例えば、輸出を行っている企業であれば、為替や海外市場の発展状況などに関する分析ですね。

その分析に基づいて今度は、企業の目標を定めていきます。従業員数や店舗数、売上などの数値のほか、目標達成までの期限も明確に決めるのが、この段階でのコツです。

目標を達成するための方法

最後に、企業の目標を達成するための方法を考えます。ターゲットとする購買層や提供するサービス、販売方法など、出来る限り詳細に落とし込んでいきましょう。

近年は、従来のマスマーケティングのように、テレビCMなどを利用して広く大衆に売り込めば確実に売れるというような時代ではなくなっています

可能な限りピンポイントに消費者層にアピールして、売り込んでいくことが必要です。

そのことを念頭に置き、特に目標と実現方法については具体的に考えることが重要です。

経営計画書は、大体以上のようなステップを踏んで作成していくことになります。

経営計画書作成のための参考資料

ここからは経営計画書作成の際に参考になるような資料をいくつか紹介します。

【参考資料①】ビズオーシャン

まずは「ビズオーシャン(bizocean)」です。こちらのサイトの「書式の王様」コーナーから、ビジネスに関する様々な書式やサンプルをダウンロードすることができます。

有料の場合もありますが、無料でダウンロード可のものも豊富にあります。

勿論、経営計画書に関するサンプルやフォーマットもあり、実際に作成した場合の最終形として参考になります。

【参考資料②】経営計画.com

次は「経営計画.com」です。サンプルは載っていませんが、税理士ならではの観点から、数値目標の設定方法や、その数値の意味するところなどが詳細に記載されており、勉強になります。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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