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飲食店の経営に必要な届出と資格を全部紹介!【役立つ資格も】

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こんにちは、Scheeme MAG編集部です。


飲食店を開業するために必要な資格と届出が分かりません。

飲食店の経営に役立つ資格を習得したいです!

上記のような問題を解決していきます。

この記事では、飲食店の開業に必要な資格と届出を解説。それだけでなく、習得することで役立つ資格も紹介するので、ぜひご覧下さい。

①飲食店の経営に必要な資格
②飲食店の経営に必要な届出
③飲食店の経営に役立つ資格
④飲食店の経営で大切なこと

 

飲食店の経営に必要な3つの資格

飲食店の経営には、3つの必要な資格があります。

絶対に必要なのは『食品営業許可』『飲食店営業許可』です。場合によっては『風俗営業許可』も必要なので、それぞれ詳しく解説していきます。

飲食店の経営に必要な3つの資格
①食品営業許可
②飲食店営業許可
③風俗営業許可

 

①食品営業許可

食品を扱うのであれば、食品営業許可を習得しなければいけません。

営業ができる資格を得るために、必ず提出しておきましょう。

②飲食店営業許可

飲食店として店舗を開くのであれば、飲食店営業許可を習得する必要があります。

保健所に必要な書類を提出すると、食品衛生監視員が調査に来るので、それに合格してから営業を始めましょう。

③風俗営業許可

これは全ての飲食店が出す必要はありません。

営業上、お客さんに接待をする場合は提出する必要があります。

接待の定義としては、「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」です。

スナックやキャバクラはイメージできると思いますが、ガールズバーなども許可を取らなければいけません。

接待を少しでも行うのであれば、念のために申請しておきましょう。

飲食店の経営に必要な4つの届出

飲食店を開店する際に必要な資格を紹介しましたが、届出も必要なので解説していきます。

飲食店の経営に必要な4つの届出
①防火管理者選任届
②火を使用する設備等の設置届
③深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
④個人事業の開廃業等届出書

 

①防火管理者選任届

お店の収容人数が30人を超える場合は、防火管理者選任届を提出する必要があります。

注意点としては、お客さんの数ではなく従業員を入れての人数で30人を超えてはいけないので、座席数が28で従業員が2人なら書類を提出しなければいけません。

②火を使用する設備等の設置届

火を使用する飲食店は、火を使用する設備等の設置届が必要です。飲食店であれば料理の時に火は利用されると思うので、これは必須の届出ですね。

IHで料理をする場合でも、とりあえず提出しておきましょう。開業してから提出するのは面倒なので、最初から必要になりそうな届出は全て出しておくことをおすすめします。

③深夜酒類提供飲食店営業開始届出書

深夜の12時以降にもお酒を提供するのであれば、深夜酒類提供飲食店営業開始届出書を提出しなければいけません。

お店が12時までに締まるのであれば提出する必要はないので大丈夫です。

④個人事業の開廃業等届出書

事業を始める方は、個人事業開廃業等届出書を提出する必要があります。

法人化するのであれば違う届出が必要ですが、まずは個人事業で問題ないでしょう。

飲食店の経営に役立つ7つの資格

先ほどまで飲食店を経営するなら絶対に習得しておく必要のある資格と届出を紹介しました。

ここからは、習得する必要はありませんが持っておいた方が良い資格を7つ紹介します。

飲食店の経営に役立つ7つの資格
①調理師
②栄養士
③野菜ソムリエ
④フードコーディネーター
⑤食生活アドバイザー
⑥ソムリエ
⑦簿記検定

 

①調理師

調理師の資格は、ある程度の経験が無ければ習得することができません。

習得しておくことで、調理の知識を得ることができるだけでなく、権威性にもなるのでおすすめです。

②栄養士

栄養士は、メニューを作る上で絶対に役に立つ資格です。

それぞれの栄養が体にどのような効果を与えるか知ることで、健康的な料理を作ることができるでしょう

幼少の子供から年配の方まで、それぞれにら合う献立を作ることができます。

③野菜ソムリエ

野菜ソムリエは、野菜と果物に特化した資格です。素材の目利きから、それぞれに合わせた調理方法などを学ぶことができます。

お肉や魚などのメイン料理に力を入れている飲食店は多いので、野菜や果物も美味しく提供できるのは強みになりますね。

④フードコーディネーター

フードコーディネーターは、レシピ作成や食品開発などを行えるようになる知識を身につけることができます。

他の飲食店には置いていないようなメニューを作成できれば、差別化ができてお客さんの興味を惹きつけることができるでしょう。

⑤食生活アドバイザー

食生活アドバイザーでは、食事と健康の関わりや衛生管理について学ぶことができます。

食について細かい部分まで学べるので、飲食店を経営するのであれば、学んでおいて損はありませんね。

⑥ソムリエ

ソムリエの資格を取れば、ワインに関する知識を幅広く習得することができます

飲食店を営業するのであれば、お酒の提供も選択肢の1つでしょう。

特に居酒屋やバーであれば、絶対にお酒は必要です。美味しくて食事に合うお酒を提供できるように、勉強しておくことは良いことだと思います。

⑦簿記検定

今までは食や料理に関する資格を紹介しました。

しかし、どれだけ食に拘って料理が美味しくても、経営が上手くできる補償はありません。

経営の中で最も大切な会計を勉強できる簿記検定を習得することもおすすめします。ファイナンシャルプランナーなども良いですね。

お金の知識が身に付けられる資格を習得することをおすすめします。

飲食店で資格以外に大切なこと

先ほども書きましたが、メニューが美味しいだけで経営は上手くいきません。

どれだけ資格を持っていて知識が豊富でも、お客さんが行きたいと思えるような店でなければ経営は不可能です。

最後に、資格以外で大切なことを2つ紹介します。

飲食店で資格以外に大切なこと
①お客さんとコミュニケーション
②技術と衛星管理

 

①お客さんとコミュニケーション

お客さんとコミュニケーションを取ることで、継続的に来てくれるか変わると言っても過言ではありません。

必要以上に喋る必要はありませんが、接客のときに笑顔でハキハキと話すなどで店の印象は良くなります。

料理が美味しくても店長がどれだけ資格を持っていても、接客が悪かったら次に行きたいを思いませんよね。

飲食店を経営される方は、お客さんと関わる際のコミュニケーションを大切にしましょう。

②技術と衛星管理

資格を持っていても、技術がなければ美味しいメニューを作ることができません。

しかしながら、料理の技術があっても食材などの知識がなければ、美味しさは半減します。

技術を習得しながら知識を得ることで、最も美味しい料理をお客さんに提供できるでしょう。

また、衛星管理は徹底してください。食器が洗えていないなどは、非常に印象が悪いです。衛生管理も資格などで勉強できるので、ぜひ習得してください。

飲食店を経営する際に絶対に必要な資格と届出まとめ

この記事では、飲食店を経営する際に必要な資格と届出だけでなく、役立つ資格も紹介しました。

最後に簡単にまとめておくので、確認しておきましょう。

飲食店の経営に必要な3つの資格
①食品営業許可
②飲食店営業許可
③風俗営業許可

 

飲食店の営業には、上記の3つの資格を提出しておきましょう。風俗営業許可はサービスによって習得しなくても大丈夫ですが、少しでも接待をする可能性があるのなら提出しておきましょう。

飲食店の経営に必要な4つの届出
①防火管理者選任届
②火を使用する設備等の設置届
③深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
④個人事業の開廃業等届出書

 

上記は絶対に提出しなければいけない届出なので、必ず提出しておきましょう。他にもサービスや内容によって必要な届出が出てくるので、確認しておきましょう。

飲食店の経営に役立つ7つの資格
①調理師
②栄養士
③野菜ソムリエ
④フードコーディネーター
⑤食生活アドバイザー
⑥ソムリエ
⑦簿記検定

 

飲食店なので、食べ物やお酒について学べる資格を紹介しました。

それだけでなく、簿記などの会計の知識も習得しておいた方が良いですね。

飲食店で資格以外に大切なこと
①お客さんとコミュニケーション
②技術と衛星管理

 

最後に資格以外に大切なことも紹介しました。

資格を持っていても経営が上手くいくわけではないので、まずはお客さんが来たいと思う店作りをしましょう。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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