
事業計画書は融資や資金調達を求める際に便利な書類です。
しかし、ただテンプレート通りに穴埋めして作成すれば良い、というわけではありません。事業計画書を読んでほしいターゲットに関心を持ってもらう必要があります。
事業計画書は、分かりやすさや読みやすさで、より強い説得力を持たせることができます。
この記事では、パワーポイントで作成された事業計画書のサンプルを元に、重要なポイントを解説していきます。
事業計画書はパワーポイントでつくるべき?

事業計画書作成にはパワーポイントが用いられることが多いです。
現在は様々なソフトやツールがありますが、パワーポイントだけでも十分です。パワーポイントは普段使うパソコンに入っていますから、無理に使い慣れないソフトを購入するより手間がかかりません。
そのため、事業計画書はパワーポイントでつくる方が無難と言えるでしょう。しかし、これはパワーポイントを使って事業計画書をつくる企業が多いということでもあります。
つまり、ライバル会社と作成した資料がそっくりになってしまう可能性が高いということです。同じような見た目の資料になる可能性を考えると、やはり中身で差をつけることになります。
事業計画書は、書き方や構成の工夫でいくらでも質を上げることができます。相手への訴求力を落とさないためにも、パワーポイントを使った事業計画書づくりでは、他の会社と区別できるよう、様々な工夫が必要になります。
パワーポイントでの事業計画書サンプル

パワーポイントによる事業計画書を他と差別化するには、内容やまとめ方が重要になります。ここではパワーポイントでつくる事業計画書のサンプルをご紹介します。
https://www.google.com/amp/s/yaritaikoto.biz/business-planning/%3famp=1
こちらは、フラワーアレンジメント教室の事業計画書サンプルです。
色使いもデザインも至ってシンプルです。事業概要は番号を振って端的に書いています。その後に続く事業主のプロフィールや市場分析、サービス内容などは具体的ですが、読みやすい長さにまとめています。
あとは売上利益とキャッシュフローの計画ですが、調査に基づいた数字を出しており、信憑性もあります。
事業計画書で重視される点は業界によって若干異なりますが、こちらのサンプルのように作成すると、読みやすく理解も得られやすい資料となるでしょう。
事業計画書に記載すべき項目

事業計画書には記載した方が良い項目がいくつかあります。見やすさなど資料の見た目はもちろんのこと、記載されている内容も重要です。
いくら分かりやすく綺麗につくっても、肝心の内容が薄ければ相手を説得する力は弱まります。
ここからは事業計画書に記載すべき項目についてポイントに分けて解説していきます。相手側に熱意を伝えるためにも、記載すべき項目は確実に抑えておきましょう。
事業概要はサマリーを設けて客観的・具体的に伝える
事業計画書には必ず事業概要を記載します。
概要は自己紹介と一緒です。
これから事業計画書に目を通してもらうために、自分の会社が取り組んでいる事業を最初に伝えておきます。ここでのポイントは、見る人がすぐに理解できるように書くことです。この部分であれこれ詰め込み過ぎると、内容を理解しにくくなります。
なるべく客観的に書くことを意識すると良いでしょう。また、概要はあまり長々と書く必要はありません。何故かというと、事業計画の全てを相手に説明するには、時間が短いからです。一番最初の事業内容で時間を取るよりは、その後に来るビジョンや市場環境をしっかり記載した方が効果的です。
伝えたいことはシンプルに短く!
なるべく短くまとめても重要なポイントはしっかりと伝わるよう書くことが大切です。そのためには、項目ごとにサマリーを設けると良いです。事業を始めた経緯や利益を得る仕組み、提供しているサービスなどのあらゆる項目に要約を付けます。
すると、最初の概要で文章が長くなるのを防ぐことができます。大切な個所はサマリーに記載することで、相手が資料を読むのにかかる手間を省きます。
内容が頭に入ってきやすくなるため、事業計画書への理解も早めることに繋がります。
ビジョンだけではなく目的のために今すべきことも記載する

ビジョンや理念など、会社の目的は資金調達の説得に重要な項目です。何のために資金を必要としているのか、これからどのように資金を使っていくのかが明確であればある程、相手側も投資に納得しやすくなります。
具体的な目的のためにお金が必要というのであれば、投資する側から信用されます。ただ、ポイントは目的達成のために「今何をすべきか」もしっかり記載しておくということです。
今すぐ実行できない先のビジョンのことばかり書いていても、内容が抽象的で薄くなります。
パッション(熱意)も重要!
事業計画書では、自分の考えと熱意を目に見える形で表現することが必要になります。
事業を始めたばかりでは、今取り組んでいることに対する自信がない、成果が出ていないなどということもあるかと思います。
しかし、投資してもらうために大切なのは、成果の有無よりも将来を見据えた取り組みをしているかどうかです。たとえまだ結果が出ていなくても、現在行っていることは必ず伝えましょう。
現時点で行っている取り組みは小さなことでもしっかり記載しておき、相手に「目的を成し遂げたい」という意志を伝えられる事業計画書を目指しましょう。
市場環境と競合の情報はファクト&テストがおすすめ
事業計画書には、市場環境と競合会社の情報も必要です。これらの情報を入れることで、自分の会社を取り巻いている環境を相手に端的に伝えることができます。
この時良いとされている方法に、ファクト&テストというものがあります。ファクト&テストとは、市場の規模や売上高、ライバル会社の数字情報などを収集し、それをベースとした商品やサービスのテストを行い、自社の商品とサービスに需要があるのかどうかを検証することです。
ファクト&テストによって、客観的な事実に基づいた仮説を立てることができます。ただロジックだけで立てた仮説よりも実際の数字があるため信憑性も増します。
事実に基づいた仮説を取り入れることで、事業計画書の内容も充実します。
パワーポイントで事業計画書を作るべき理由 まとめ

パワーポイントで作成した事業計画書は、端的で見やすい仕上がりになります。
最新のソフトやツールを使えばより見栄えが良い事業計画書をつくることはできますが、事業計画書で大切なポイントは見た目だけではありません。
概要やビジョン、会社の市場環境などの相手が知りたい内容は見た目よりも中身にあります。
限られた時間内で自分の企業の情報を伝えるには、適度に見やすくシンプルなパワーポイントを使うことをおすすめします。
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