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借入申込書

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借入申込書とは

借入申込書とは、融資を受ける前に作成する書類の1つです。
融資を受ける際に希望条件などを記入し金融機関に伝える為に作成するものです。

金融機関で借り入れ依頼をする際に作成される申込書は、通常銀行などの借り入れ依頼をする際は口頭で行う場合がほとんどです。ですので通常は作成・提出不要です。

ですが、日本政策金融公庫でお金を借りる場合には借入申込書を作成することが必要となります。

そして、借入申込書は大きく分けると「融資条件」「融資使途」「業績見通し」の3つに分けられます。

具体的な記入項目としては「借入希望日」「借入期間」「希望金利」「希望金利形態」「提供可担保」などがあります。

また資金使途の項目には借り入れた融資を何に使用するかを記入します。
例として「経常運転資金」や「設備資金」「新規出店資金」などになります。

借入申込書の記入例は日本政策金融公庫のサイトからダウンロードできますが、記入の仕方が詳細に書いてあるわけではありません。

間違った借入申込書の書き方をすると審査に落ちてしまうこともあります。
審査に落ちることが無いようしっかりと記入しましょう。

借入申込書の記入方法

それでは下記より記入方法について触れていきます。

【①印鑑について】

借入申込書の段階で使用する印鑑は実印でなくても大丈夫です。
借入の契約の際には実印が必ず必要になりますので事前に準備をしておきましょう。
実印と一緒に印鑑証明も数枚必要になりますので、あらかじめ数枚用意しておいても問題はありません。

【②申し込み人】

借入申込書の最初に記入するのは申し込み人の屋号や代表者名になります。
法人であればゴム印で構いませんが、代表者名は必ず自著でなければなりません。
個人事業者も自著が必要になります。

【③申し込み金額の記入】

借入申込書に書く「お申込み金額」の欄には、必ず創業計画書の「日本政策金融公庫 国民生活事業からの借り入れ」に記入した金額と同じものを記入します。
そして、借入申込書を提出した後は実際に公庫の方との面談になります。
その際にしっかりと何がどう必要なのか説明ができる金額を記入していることが大事になります。

【④借入希望日について】

カードローンと違い、即日審査とはなりません。申し込んでから融資を受けるまでに3週間程度かかります。
申し込みが殺到しているなどの理由で3週間以上かかる事もありますので時間には余裕を持って申し込みをしてください。

【⑤返済期間はどうするのか?】

借入期間が短ければその分だけ支払わなければならない利息額を少なくすることができます。そして返済実績がすぐに作れるので追加の融資も受けやすくなります。
返済について注意したい点は日本政府金融公庫からお金を借りた場合には必ず返済期日を守って返済していかなければならないことです。
通常のローンのように延滞金を支払えばいいというわけにはいかないので、確実に返済できるように期間はしっかりと考えて計画してください。

【⑥資金の使い道について】

運営資金と設備資金に分けて必要な金額を記入します。
この金額は創業計画書に記入した金額と一致させるようにしてください。
計画性がないと判断されることを避けるためにもしっかりと必要な金額を算出しておいたほうが無難です。

しっかりとした事業計画を練り、融資をしっかりと活用することが大切になります。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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