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美容室の開業費用はいくら?節約する方法教えます!

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美容室の開業費用を節約する3つの方法|スキーム マグ
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いつかは独立して自分の美容室を持ちたいという人のなかでも、開業費用はいくらかかるのか、自分はどの位の金額を準備すればいいのかいまいちわからず不安な人も多いと思います。

今回は美容室の開業費用はだいたいいくらなのか、ということと、開業費用はできるだけ抑えた方が今後の経営もしやすくなると思いますので、節約する方法についてご紹介します。

【美容室の開業費用】平均はいくら?

美容室の開業費用はざっくりですが700万から1500万円とされています。

美容師が開業の際に融資を受けることが多い日本政策金融公庫の出している資料では平均950万円となっています。

内訳を解説

美容室の開業費用は大きく分けて3つになります。

1つめはまず「店舗準備費用」です。

この店舗準備費用というのは美容室の物件を準備するためにかかる費用のことで、詳しく分けると

・店舗敷金

・店舗礼金

・前払い家賃

・店舗仲介料

が含まれた金額になります。

敷金や礼金はアパートで一人暮らしを経験したことのある人なら知っていると思いますが、通常の賃貸アパートなどと違い、店舗の場合は家賃6ヵ月分から10ヵ月分の敷金・礼金が必要とされています。それに加え前払い家賃や店舗仲介料などを合わせると大きい金額になってしまうため、他の部分で節約をしてできるだけ費用を抑える必要がありそうです。

2つめは「内装・外装工事費用」で、この費用は開業費用の約50%をしめると言われており、かなりの資金が必要な部分になりますが、その内訳として

・空調や照明の整備

・壁や床の塗装

・ガスや水道の整備

といった美容室を運営していく機能として必要不可欠な部分のため、節約で費用を抑えることは難しいかもしれません。

3つめは「運転資金」です。

運転資金の内訳は

・光熱費や家賃

・人件費

・広告費

となっており、この費用はいわゆる固定費(毎月かかる費用)のため、1人で開業した場合は人件費がかかりませんし、運用の仕方によっては一番節約しやすい部分かもしれません。

節約する方法は?

先ほど3つに分けた開業費用ごとに節約できる部分を見ていきましょう。

・店舗準備資金

前家賃は必ず発生するものですので、敷金礼金や仲介料の部分であれば交渉次第ではいくらか下げてもらえるかもしれません。

ですが、大家さんなどは今後も付き合いが続きますので、あまり無理を通さないことも大切です。

・内装や外装工事費用

この工事費は最も費用がかかる部分のため、節約することを考えるとやはり居抜き物件を契約し、できるだけ工事をする箇所を抑えることが最善かと思います。

上手くいけば壁や床のクロスを取り替えるだけで済みますし、壁などは自分で塗装すればさらに費用を抑えることができます。

棚なども自分で取り付けることができますし、DIYグッズも充実してますので、一度ホームセンターなどで色々見てみるのもいいかもしれません。

・運転資金

運転資金であればやはり人件費と広告費が節約したいところです。

まず開業してから経営が軌道に乗るまでは従業員を雇わず、自分1人で営業していけばそれだけでも月十数万は抑えることができますし、広告費も有名なクーポンサイトなどに掲載せずに、近隣のお店にショップカードを置いてもらったり、時間のある時にフライヤーをポスティングしたり、SNSで発信したりと、あまり費用をかけずに自分でできる宣伝はたくさんあります。

特に最近ではスマホが普及していますので、TwitterやinstagramなどSNSでの発信はとても効果的ではないでしょうか。

まとめ

今回は開業費用の相場や、節約の仕方についてご紹介しました。

開業費用はたくさんかければいい美容室になるというものでもないので、しっかり節約しながら、自分はどのような美容室にしたいのかというビジョンを持つことが大事だと思います。

開業後の負担が少しでも軽くなるように開業前からしっかり準備をして節約をしていきましょう。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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