新しく事業や会社を立ち上げる際に何よりも重要なのが資金です。この資金が不足していると事業を始めることが難しくなります。古くから起業家たちの間では創業融資を受ける際に、個人の信用情報が見られると噂されてきました。ここではそんな創業融資の際に個人の信用情報が見られるのかを解説していきます。他にも創業融資のポイントや注意点なども合わせて説明します。
創業融資を受ける際に個人の信用情報は見られるのか
新しく事業を始めたり、会社を設立する場合資金を銀行などから、融資してもらうのが一般的です。初めて創業融資を受けたいと考えている人の多くが、個人の信用情報が見られるかもしれないと、不安になる人もいるかと思います。信用情報の調査は都市伝説と言う人もいますが、結論から言うと融資を受ける際には必ず信用情報が見られると言われています。始めて融資を受ける場合は特に厳しく審査されます。一般的に審査の内容や、審査の基準などは非公開ですが。起業家などの間ではある程度の推測が立てられています。重点的に審査される信用情報は、金融事故がないかどうかです。具体的に言うと以前に倒産や手形不渡りがないかどうかを厳しくチェックします。仮に倒産や不渡り手形の記録があれば、審査を通る確率はほぼゼロに近いと言えます。もちろんこれらの金融事故の経歴があったとしても融資を受けることが、可能な場合もあります。創業融資を受けることができる確率を少しでも上げることが、何よりも重要だと言えます。
創業融資を受ける際のポイント
創業融資を受けることができる確率を少しでも上げるために、行なっておくべきポイントは数多くあります。一つ目のポイントは少しでも多くの自己資金を用意することです。日本政策金融公庫の新創業融資では、創業資金の総額の10分の1以上が必要と言われています。ですが10分の1用意したとしても、100％融資を受けれるわけではないです。起業家の間では10分の1では足りないので、創業資金総額の2分の1を自己資金として用意する方がいいと言われています。この時の注意点が一つあります。全てのお金が自己資金と認められるわけではありません。出所が不透明なお金の場合、自己資金として認められない場合があります。
二つ目のポイントはこれまでの経験を詳しく説明することです。融資を行う側も全く経験のない人に融資を行うより、少しでも経験のある人に融資を行う傾向があります。そのため自分の今までの事業経験を事細かに、相手に伝えることが1番です。ですが事業計画書にこれまでの経験を細かく書くことは、欄の関係上とても難しいです。なので別の用紙を用意してそちらに書くか、出来るだけ簡潔に纏めて事業計画書に書くかの二択になります。重要なのはどれだけ相手に自分のことをアピール出来るかです。そのことを念頭に置いて書くように心掛けましょう。
三つ目のポイントは売り上げを明確にすることです。融資する側にとって何よりも大事なのが、しっかりと利益を上げることができるかどうかです。そのため厳しくチェックするのが、実際に起業をした後の売り上げの目安です。そのため創業融資を受ける場合、どれくらい売り上げを出すことができるかを、明確に相手に伝える必要があります。この売り上げの目安ですが、闇雲に何の確信もなしにこれくらいの売り上げを出すことができるなどと、安易な気持ちで書いてはダメです。売り上げの目安を上げすぎて、現実では実現できない数字になっていると、それだけで不審に思われ融資を受ける確率が、大幅に下がってしまいます。そのため実際に起業をした後、どれくらいの売り上げになるのかを細かく計算することが重要です。出来上がった売り上げの目安を確認する際は、自分で行うのではなく第三者に依頼することをおすすめします。第三者に依頼することで客観的に見てくれるので、間違いを正しやすいです。
創業融資を受ける際の注意点
創業融資を受ける際の注意点は数多くありますが、1番注意しなければならないポイントが多いのが、融資を考えている相手との面接の時です。融資を受ける際の最終関門は審査面談だと言われる程です。それまでの工程を全てそつなくクリアしたとしても、この審査面談で融資を断られる可能性もあります。そんな面接の際に注意するポイント一つ目は服装や髪型です。人は見かけで判断するものではないと、よく言われますがこと面接においてはこの服装や髪型は、とても重要な要素を秘めています。審査の基準は様々で、事業計画書の確認なども重点的に審査しますが、融資を受ける側の人間性も細かくチェックします。重要なのはこの人なら融資をしても大丈夫と相手に思われることです。そのためにはまず服装や髪型を気をつけましょう。なぜなら外見は相手に与える第一印象を大きく左右するからです。仮に真面目な人でも、その場に相応しくない格好や髪型をしていた場合、第一印象は常識やマナーがない人と思う人が多いと思います。そのため服装や髪型に気をつけ、礼儀を身につけましょう。
二つ目の注意点は話の適合性です。事前に相手に渡している事業計画書の内容と、自分の口から説明する内容との適合性が無い場合相手にとっては、どちらの内容が正しいのかがわからなくなります。そのため事前にしっかりと事業計画書の内容を確認しておく必要があります。できれば事業計画書の内容をしっかりと相手に伝えられているかを、本番の面接に備え練習するのも大事です。上手く相手に説明できれば、それだけで評価に繋がります。
