資金調達の“すべて“をわかりやすく解説したメディア

創業融資で税理士に依頼するメリット・デメリット

更新日
創業融資で事業計画書の作成は税理士依頼?事業計画書を税理士に依頼するメリット・デメリット|スキーム マグ
創業融資を受けたい時に税理士に依頼するメリットやデメリットを知りたいですか?本記事では、創業融資を受ける際に税理士に依頼するべきなのか、それとも依頼せず自分で行うべきなのかをメリット・デメリットで項目に分けて紹介しています。税理士に依頼するべきか悩んでいた方は本記事必見です。
請求書の支払いを最大3回分割してあと払いできる

創業するときにはお金が必要なので融資を利用しましょう。

ただ、融資は利用するサービスにより難易度が大きく変化します。創業融資を確実にしてもらいたいときには税理士に依頼をするのが理想的です。

税理士は書類作成からアドバイスまで行ってくれるため、スムーズに融資を受けたいときに便利でしょう。

ここでは、税理士を利用するにあたってのメリットとデメリットを紹介します!

税理士に依頼するメリット【融資難易度がかなり下がる】

税理士はお金のスペシャリストとして活動を行っている方です。

お金に関する情報にかなり詳しく知識も豊富なのが魅力と言えるでしょう。そのため、創業をするときに税理士をつけておくと多くのメリットを得られます。

例えば、資金調達をするときに効率よく行えるので創業までの時間も短縮できるのが魅力です。

資金調達は多くの起業者が頭を抱える問題と言えるでしょう。

なぜなら、金融機関から創業融資を受けるときには厳しい審査が用意されているので、これに通過しないと資金調達ができないからです。

中には、認定支援機関の税理士から指導を受けないといけない場合もあるので注意しておきましょう。

資金調達をするときには金融機関に事業計画書を提示する必要があります。中途半端な事業計画書では融資を受けることは難しいでしょう。

しかし、税理士に依頼をすれば一緒に事業計画書を立ててくれるので安心です。その上、今まで自分の知らなかったお金の知識も身につくといったメリットも魅力と言えます。

うまく税理士を利用することで審査に通過しやすいので審査落ちのリスクを回避するためにも相談をしてみるのがいいでしょう。

税理士に依頼するメリット【開業後のお金問題に対応】

税理士を利用して創業融資に成功し、会社経営を行うときにも税理士は役に立つので知っておきましょう。税理士は、経営状態を把握する事ができるので黒字経営を目標にしたいときにも活躍してくれます。

例えば、経理の未経験者が経理業務を行う場合には、トラブルが起きてしまう可能性があるため注意が必要です。

経理業務は複雑なので間違えて覚えてしまう場合もあるでしょう。その結果、会社の状態を把握できず利益が黒字にならないといったリスクも考えられます。

ですが、税理士であれば経理関係にも詳しいので、経理業務のサポートを行ってくれます。決算書のアドバイスから帳簿のつけ方まで教えてくれるのがメリットです。

また、早い段階から経営状況を把握できるので黒字にするための解決策もすばやく打ち出せます。

さらに、企業にとってよき相談相手として活躍してくれるのも税理士のメリットです。

起業をするときには税金や経営面で不安が出てきます。そういうときにはお金に詳しい税理士を頼ることで心の支えになってくれるので精神的負担を軽減できるのが魅力です。

お金に関係する知らないことを税理士に聞くことで不安を解消できるのが特徴で前向きな考えができます。

会社規模で目的を決めて、その目的に進むためのアドバイスも税理士に聞けるので方向性を間違わずに経営できるでしょう。

ちなみに、中小企業では7割近くの会社が税理士に頼っていて実際に利用した方の大半は経営状況を向上させているという事実もあります。

利用するときのデメリットを知っておこう

快適に経営を行うには税理士の存在が不可欠です。創業融資を受けるときにも役立つサービスなので多くの方が利用しています。

ただし、税理士を利用するときにはデメリットもあるので、これから相談をしたい方は知っておきましょう。

税理士に依頼するデメリット②「最適な税理士選び」

基本的に税理士は様々な地域にいて、それぞれ実績も違いがあります。たくさんいる税理士の中から自分の会社に最適な人材を確保しないといけないです。

頼りになる税理士を探すのはかなり困難を極めると言えるでしょう。そのため、最適な税理士を探すためにはそれなりの時間を有するのがデメリットです。

開業までの時間は短縮したいときには友人や知り合いに税理士の相談をします。知り合いの税理士なら自分の性格と合わないといったトラブルもないので安心です。

また、インターネット上にある税理士の比較サイトを利用して評判を調査するといった手段も使えます。

ただし、人柄や相性がわからないので実績のある税理士を探して、実際に会って相性を確認しましょう。

税理士に依頼するデメリット②「高額な料金」

さらに、税理士を利用をするときには料金がかかるのもデメリットです。料金形態は成功報酬が基本で、これは融資が成功したときに報酬をもらうシステムです。

逆に、融資を受けられないときは料金を支払う必要はありません。報酬は手数料の数%が設定されているので注意が必要です。創業融資で手に入れた金額の数%を支払う必要があるのですが、内容は事務所により変動します。

高い報酬では会社設立に使うなお金が少なくなってしまうので何%支払うのか事前に確認しておきましょう。

なお、事務所によっては着手金も必要になる場合があるので合計どれくらいの金額が必要になるのか知っておくことが重要です。

創業融資の審査に通過したいなら税理士を使うのがおすすめ

創業融資を受けるときの審査は厳しく設定されています。

確実に通過するのなら税理士を利用するのがいいでしょう。お金のスペシャリストなのでスムーズに融資を受けられるようにサポートをしてくれます。

また、開業後もサポートを行ってくれるので経営も楽になるのがメリットです。

一方で、しっかりした税理士を選ぶ手間と、報酬が必要になるデメリットはありますがメリットの方が大きいと言えます。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
資金調達から経営まで今日から使える情報を発信!一般的な融資/創業融資・補助金に関する情報を初めての方にもわかりやすくお届け致します。公認会計士・税理士や銀行融資担当者が融資や補助金の専門家が監修しております。