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喫茶店の開業に必要な資金と手続きは?【カフェとの違いも解説】

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こんにちは、Scheeme MAG編集部です。


喫茶店を開業したいけど、何から始めたら良いか分からない…

上記のような悩みを解決します。

この記事では、喫茶店で開業に必要な資格や手続きだけでなく、店を開くまでに決めておくべきことを解説

これから喫茶店を開業しようと考えている方は必見です。

①喫茶店とカフェの違い
②喫茶店を開業するために必要な届出や資格
③喫茶店を開業するまでに決めるべきこと
④喫茶店に用意した方が良いもの

喫茶店とカフェの違いは?


喫茶店とカフェって何か違うの?

喫茶店とカフェは一緒にされることが多いですが、定義が少し違います。

カフェはコーヒーだけでなく、様々な料理を提供しているお店です。喫茶店は、料理はほとんどなくてコーヒーのみをメインに取り扱っているお店になります。

料理を扱っているかどうかが、喫茶店とカフェの大きな違いです。

喫茶店の開業で必要な資金

喫茶店の規模によりますが、開業費用は300〜700万円程度で収まります。他の飲食業に比べて、開業資金を低く抑えることが可能です。

提供するのがコーヒーになるので、キッチンを大きくする必要がなく、内装も少し古い感じが出ている方が良いので大きな改装が必要ありません。

カフェにして料理も提供するのであれば、開業資金は大きくなると予想されます。

喫茶店の開業で必要な資格と手続き

喫茶店を開業するには、4つの資格と手続きが必要になります。

喫茶店の開業で必要な資格と手続き
①食品衛生責任者
②個人事業開廃業等届出書
③飲食店営業許可申請
④菓子製造業許可申請

 

①食品衛生責任者

飲食店には、食品衛生責任者を必ず配置しておく必要があります。

講習を受講すれば1日で習得できるので、早めに取っておきましょう。

②個人事業開廃業等届出書

事業を始める方は、個人事業開廃業等届出書を提出する必要があります

法人化するのであれば違う届出が必要ですが、まずは個人事業で問題ないでしょう。

③飲食店営業許可申請

飲食店を営業するなら、飲食店営業許可書が必要です。

料理を出さないのであれば問題ありませんが、何か提供するのであれば申請しておきましょう

④菓子製造業許可申請

喫茶店では料理を提供しないのが普通ですが、お菓子やパンを提供している店は多いです。

もしお菓子やパンを提供するのであれば、菓子製造業許可申請の手続きを行いましょう

コーヒーのみしか提供しない店は、この手続きは不要です。

喫茶店を開業するまでに決めるべき大切なこと

喫茶店は普通の飲食店と少し違うので、決めるべきポイントが少し変わっています。

この記事では、特に決めておくべき大切なことを4つ紹介するので、ご覧ください。

喫茶店を開業するまでに決めるべき大切なこと
①営業時間
②メニュー
③雰囲気
④コーヒー豆の選定

 

①営業時間

喫茶店は、営業時間が非常に重要です。悩みどころになっているのが、朝の営業だと思います。

他の飲食店は早くても10時くらいから営業を始めますが、喫茶店は6時から開店している場合も珍しくありません。

喫茶店を利用するお客さんは、早朝に来店したいと考えているケースが多いです。

仮に6時から開店するのであれば、毎日4時30分には起きないといけないでしょう。人を雇っているのであれば、営業時間が長いだけ人件費が負担になります。

それでも朝から開店して利益が出るのであれば、十分検討する価値はあるでしょう。

②メニュー

メニューは、喫茶店を開業する人が最も悩むポイントになります。

料理を提供するなら、キッチン台を広くしたり在庫を抱えるなどのリスクが出てきます。

ただコーヒーだけで勝負していると、ご飯が欲しいと考えている顧客を逃すことになるでしょう。

利益が上がる可能性を広げるならメニューに料理を導入して、固定費などのリスクを背負いたくないならコーヒーのみで勝負するべきです。

③雰囲気

喫茶店は派手より古風の方が受けやすいです。

おそらく喫茶店に来店されるお客さんは、年配の方が多くなります。若い人に受けるような派手な内装は、年配の方に受けないでしょう。

落ち着ける雰囲気を作ることが大切です。

④コーヒー豆の選定

喫茶店で最も重要なのは、コーヒー豆の選定です。

コーヒーしか飲めない店に来る人は、かなりコーヒーに詳しいでしょう。素人には分からないような味の違いにも気付きます。

豆で大きく味が変わるので、コーヒーで勝負をする喫茶店はしっかり選定しましょう。

喫茶店で用意しておくべきもの

喫茶店は、飲食店のようにお客さんの入れ替わりが激しいことはありません。

コーヒーを飲んでゆっくりしたいと考えている人が多いので、それに合わせて用意するべきことをまとめておきます。

喫茶店で用意しておくべきもの
①Wi-Fi
②席数

 

①Wi-Fi

喫茶店に来店される方は、年配の方が多いと書きました。それと同じくらい、ビジネスマンが利用します。

長時間いることができて作業に集中することができたり、静かな雰囲気なので会議にも利用されることが多いです。

ビジネスマンの会議や作業には、パソコンを利用します。パソコンはWi-Fiがないと利用できないので、設備するだけでビジネスマンが一気に利用しやすくなるでしょう。

②席数

喫茶店に来店されるお客さんは、長時間利用すると考えてください。

座席が少ないと、お客様が回転しないので利益が非常に少なくなります。

ラーメン屋さんのようにお客さんを早く回転させられるなら座席は少なくても大丈夫ですが、喫茶店はある程度の座席数を確保した方が良いと考えます。

喫茶店の開業まとめ

この記事では喫茶店の開業について解説していきました。

最後に本記事の内容をまとめておくので、ぜひご覧ください。

喫茶店の開業で必要な資格と手続き
①食品衛生責任者
②個人事業開廃業等届出書
③飲食店営業許可申請
④菓子製造業許可申請

 

喫茶店で料理を提供するのかで必要な書類は変わります。

開店してから書類などの手続きをするのは面倒なので、少しでも可能性があるのであれば最初から申請しておくべきですね。

喫茶店を開業するまでに決めるべき大切なこと
①営業時間
②メニュー
③雰囲気
④コーヒー豆の選定

 

喫茶店は他の飲食店と違ってお店を利用する理由や時間が異なります。そのため、開業するまでに『営業時間』は検討しておきましょう。最初は朝営業をしてみて、お客さんが来なければ営業時間を変更するのも良いですね。

 

喫茶店で用意しておくべきもの
①Wi-Fi
②席数

 

喫茶店は若い客層が少ないので、ビジネスマンやおばあちゃん世代が利用できるようにいした方が良いです。Wi-Fiは絶対に置いた方が良いので、準備しておきましょう。

この記事の監修
Scheeme株式会社
ScheemeMAG編集部
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