融資を受けるときに必要になるのが、事業計画書です。
この事業計画書に馴染みのない人は、書き方を知らない人も多いでしょう。融資に失敗する人は書き方を学ばないで、事業計画書を書いてしまうことがあります。
しかし、それでは、融資を受けることはできません。
ここでは、融資を受けるために必要な、事業計画書の書き方を紹介していきます。
【事業計画書の書き方①】信頼してもらうことが第一
融資を受けるために事業計画書を書くのであれば、審査担当者に信頼してもらうことが大事です。そのために、事業計画書の中で経営者の略歴や、個人の信用情報を書くことがあります。
経営者を昔から知っているのではない限り、信用してもらうまでには時間と努力が必要になります。事業計画書の中で信頼を勝ち取る書き方が重要です。そう考えると、虚偽の略歴や申告は信頼を失う可能性があるのです。
また、経営者が信頼できると信じてもらうためには、実績や経験で成功していることを事業計画書に書くことは大切です。一度成功した実績や経験があれば、その分野で成功する確率は高いでしょう。
その点を伝えることができれば、融資に一歩近づけるのです。
落ち度がないくらい完璧に事業計画書を書き上げる
その他に、信頼してもらうために大事なこととして、落ち度がないくらい完璧に事業計画書を書き上げることでしょう。
融資担当者が事業計画書を見たときに、手直しをする部分がないとなれば、経営者は信用してもらえることが多いです。
基本的に事業計画書は形式通りに書けば、書き上げることができます。その上で、信用してもらうためには、独自の事業計画書にする必要があるのです。
真似をしていなければ、他社とは違うという、印象に残るものになります。そうなれば、事業計画書の信頼性は上がります。
さらに、他社よりも優秀な事業計画書を作れれば、信頼度も高くなるでしょう。経営者を信頼してもらうためにはそこまでこだわった、事業計画書を書く必要があるのです。
【事業計画書の書き方②】ビジネスの実現可能性と将来性を伝える
事業計画書で伝える「ビジネスの実現可能性」
経営者を信頼してもらえたら、次に事業計画書の中身が問題になります。事業計画書の書き方として、実現可能性は必ず書くべき内容です。
そのビジネスがビジネスとして成り立つ、可能性を示すことが重要だからです。
根拠となるマーケティング結果や調査内容を示しながら、解説すると説得力が生まれます。
ただし、どんなに調査をしても、確実にその通りになるとは限りません。そのため、できる限り現実的な売上予想を立てておくことが大事です。
不確定要素を排除すると、現実的な数字になるでしょう。その数字を事業計画書の内容にします。これであれば、融資担当者も納得できる実現可能性が高い計画になるのです。
事業計画書で伝える「ビジネスの将来性」
他に、将来性も事業計画書には大事です。
将来性がないビジネスでは融資をしても、だんだんと返済できなくなるでしょう。それを見越して、融資をしないという結論になるかもしれません。
事業計画書で将来性を示すためには、他社を例にするといいでしょう。競合企業がその過程を通ったときに、どのような結果を残したかを書きます。
それであれば、将来性を見通すことができます。けれども、根拠となる要因を書くことも重要になるでしょう。根拠を示さないと、将来性を信じることができなくなります。
また、将来性を過大評価することはしないで、現実的な将来性を示すことが大切です。
この将来性を上手く伝えることができれば、融資担当者の反応が変わることがあります。融資担当者としてもビッグビジネスになるビジネスに、投資したいと考えているからです。
【事業計画書の書き方③】分かりやすい内容にする
そもそも事業計画書は分かりやすい内容じゃなければいけません。融資の可否を判断する担当者は全ての業界を知っているわけではないので、全く業界に詳しくない人でも納得できるような事業計画書を作成する必要があります。
ポイントとしては、長々と事業について説明するのではなく、短く要約して伝えることを心がけます。自分では理解していても、他人に何かを伝えるのは意外に難しいことです。
さらに、文章で事業内容や事業への思いを説明することも、なかなか相手には伝わりにくいところです。
まずは、周りの業界に詳しくない人に作成した事業計画書をみてもらう事もオススメです。伝わらない部分・理解しにくい部分があれば、分かりやすさが足りないということになります。
どんなに良い事業計画書でも、担当者に伝わらなければ意味がないのです。
何度も見直して精度の高い事業計画書に
他にも融資担当者の立場になって作成した事業計画書を自分で見直してみる事も大事です。その目線になると、新しい見方が出てきます。
例えば、疑問点や不明確な点も出てくるでしょう。そのような点を書き直すと、融資担当者が見やすくて分かりやすい事業計画書になります。
このような手直しは一度だけでなく、何度か繰り返すことでより精度の高い事業計画書になるでしょう。
関連記事▼
https://scheeme.com/mag/plan_a4/
【事業計画書の書き方④】お金の流れを記載
お金の流れを事業計画書に書くことは重要です。
お金の流れを把握していない経営者に、融資をすることはほとんどありません。融資を受けたいと考えているのであれば、融資を受けたあとのこともしっかり決めていることが大切です。
利益を受け取るまでの資金の流れを、計画書に盛り込みます。ここに不自然な点があれば、融資担当者が融資を止められます。それほどにお金の流れを重視しているのです。
実際にお金を動かしたことがあるのであれば、どのように回るか分かるでしょう。その根拠を示しながら、事業計画書に書きます。
関連記事▼
https://scheeme.com/mag/plan_a10/
融資を成功させる事業計画書の書き方のまとめ
融資を受けられる事業計画書を書くには、まず経営者を信用してもらうことが大事です。そのためには、事業計画書を完璧に書き上げることが、信用してもらえる要因になります。
また、具体的な将来性を計画書に書くことも重要です。その上で、融資担当者の目線になって、見直すことも必要になります。
このような事業計画書を書くことができれば、融資を受け取れる可能性が上がります。
合わせて読みたい記事▼
https://scheeme.com/mag/top_01/
https://scheeme.com/mag/jfc_d2/
https://scheeme.com/mag/plan_a12/
https://scheeme.com/mag/plan_e2/